Scratchはまだ早い?4歳とScratchJrを始めてみた
「お兄ちゃんと同じ(Scratch)がやりたい!」
わが家では、上の子(6歳)がScratch(スクラッチ)でゲーム作りを楽しんでいます。それを見た下の子(4歳)も、やりたがるようになりました。でも、Scratchは4歳には少しむずかしい。そこで選んだのが「ScratchJr(スクラッチジュニア)」でした。
この記事では、ScratchJrとは何か、そして4歳と実際に始めてみて、できたこと・つまずいたことを、正直に紹介します。「プログラミングって何歳から?」「Scratchはまだ早いかな?」と迷っている方の、参考になればうれしいです。
※「ScratchJr」「Scratch」などの言葉は、記事の中でひとつずつ、やさしく説明します。
ScratchJrってなに?──字が読めなくても作れるアプリ
ScratchJr(スクラッチジュニア)は、子ども向けの無料のプログラミングアプリです。iPadやAndroidタブレットのほか、パソコン用のデスクトップ版もあります。わが家は、Windowsパソコンにインストールして、マウスで操作しています。
いちばんの特徴は、命令のブロックが「絵」で描かれていること。だから、まだ字が読めない小さな子でも、ブロックを並べてキャラクターを動かせます。
- 無料で使えます(2026年6月時点。広告も、追加の課金もありません)
- 指(タブレット)やマウス(パソコン)で、ブロックをつないでキャラクターを動かす
- 公式では、5〜7歳ごろを目安に作られている
- 「むずかしいプログラミング」ではなく、遊びながらしくみに触れる入り口
💡 「プログラミング」って?
コンピュータに「こう動いてね」と順番に指示することです。ScratchJrでは、その指示が絵のブロックになっているので、小さな子でも組み立てられます。
💡 パソコンで使うには?
ScratchJrは、もともとタブレット向けのアプリです。パソコンで使う場合は「デスクトップ版」を入れる方法があり、わが家はWindowsにインストールしてマウスで使っています。タブレットがなくても始められます。
ScratchとScratchJr、何がちがうの?
「Scratch」と「ScratchJr」は名前が似ていますが、対象の年齢と作りやすさがちがいます。
| Scratch | ScratchJr | |
|---|---|---|
| 目安の年齢 | 8歳ごろ〜(小学生〜) | 5〜7歳ごろ(未就学〜低学年) |
| 使うもの | パソコン中心 | タブレット中心(パソコンのデスクトップ版もあり) |
| ブロック | 文字で書かれている | 絵で描かれている |
| できること | 変数や複雑なゲームも | かんたんな動き・お話づくり |
💡 Scratch(スクラッチ)とは?
ブロックを組み合わせてゲームやアニメを作れる、子ども向けのプログラミングツール。ScratchJrは、その考え方をもっと小さい子向けにやさしくしたもの、とイメージすると分かりやすいです。
つまり、ScratchJrは「Scratchの前の一歩」。いきなりScratchがむずかしくても、ScratchJrから入ると、無理なく親しめます。
なぜ4歳にはScratchJrにしたか
上の子(6歳)はScratchで遊んでいますが、Scratchは文字のブロックを読んだり、画面の細かい操作をしたりが必要で、4歳には少しハードルが高いと感じました。
下の子は「お兄ちゃんと同じことがしたい」という気持ちが強かったので、年齢に合った入り口としてScratchJrを選びました。ScratchJrは命令が絵のブロックで、操作もシンプル。同じパソコンでも、マウスで絵を動かすだけなので、4歳でもすぐにいじり始められました。
「同じことがしたい」という気持ちを大事にしつつ、その子に合った道具を選ぶ。これが、きょうだいで年齢が違うときの工夫だと感じています。
4歳がやってみたら:できたこと
実際にさわってみると、4歳でも自分でできることがたくさんありました。
- 背景を選んで変える(公園・お部屋など)
- キャラクターを選んで、画面に置く
- キャラクターのサイズを変える(拡大・縮小のアイコンを押す)
特にサイズ変更は、専用のアイコンを押すだけなので、教えたらすぐに自分でできるようになりました。たくさんのキャラクターを、大きくしたり小さくしたりしながら、画面いっぱいに並べて楽しんでいました。
※公式の目安は5〜7歳ですが、4歳のわが家では「キャラクターを置いて、画面を作る」遊びを中心に楽しめました。いきなり動かすより、まずは並べて飾るだけでも十分です。
「動かす」のはこれから──まだできないこともある
ScratchJrの本当の楽しみは、ブロックをつないでキャラクターを動かすことです。「右に進む」「ジャンプする」といった絵のブロックを並べると、キャラクターがそのとおりに動きます。これがScratchJrの「プログラミング」の入り口です。
ただ、正直に言うと、わが家の4歳はまだそこまで進んでいません。今は、キャラクターを置いて画面を作る「配置遊び」に夢中です。
- ブロックを順番につなぐと動く、という意味はまだ理解していない
- 自分でお話やゲームを組み立てるのは、これから
- 今は「プログラミングを学ぶ」というより、「動くおもちゃ」として楽しんでいる段階
でも、それでいいと思っています。まずは「さわって楽しい」が続くことが、次の「動かしてみたい」につながるからです。焦らず、本人の「やりたい」が出てくるのを待つつもりです。
つまずきと成長:「消えた!」から「戻せる」へ
もちろん、最初はうまくいかないこともありました。
キャラクターを動かそうとしてマウスのボタンを押し続けると、削除のアイコンが出てしまうことがあります。それをまちがって押して、置いたキャラクターが消えてしまったとき、下の子は少し泣きそうになっていました。
でも、次に遊んだときには、大きな成長がありました。「戻す(やり直し)」の操作を覚えたのです。
- まちがえて消しても、「戻す」を押せば元どおり
- 「まちがえても、戻せる」と分かってから、安心していろいろ試すようになった
この「やり直せる」という安心感は、失敗を恐れずにチャレンジする力につながります。プログラミングそのものより前の、大事な土台だと感じました。
親として感じたこと
今回いちばん感じたのは、「その子に合った入り口を選ぶ」ことの大切さです。
- 上の子(6歳)にはScratch、下の子(4歳)にはScratchJr。同じ”やりたい”でも、道具は年齢で変えていい
- 4歳には「正しく動かす」より、まず触って、置いて、飾って楽しむことが入り口になった
- 「まちがえても戻せる」と知ったことで、自分から試すようになった
うまく教えようとするより、子どもが安心してさわれる環境を用意すること。それがいちばん効くと、改めて感じています。
ScratchJrはこんな家庭におすすめ
実際に使ってみて、ScratchJrは次のようなご家庭に向いていると感じました。
- 4〜6歳くらいのお子さんがいる
- まだ字を読むのが苦手(命令が絵のブロックなので問題ありません)
- タブレットのタップ、またはパソコンのマウス操作(ドラッグ)はできる
- Scratchはまだ難しそうだけど、プログラミングに触れさせてみたい
逆に、すでに文字が読めて、パソコンでじっくり作りたいお子さんなら、最初からScratchでもよいかもしれません。
まとめ
- ScratchJr(スクラッチジュニア)=字が読めない子でも使える無料のプログラミングアプリ(タブレットのほか、パソコンのデスクトップ版でも使える・目安5〜7歳ごろ)
- Scratchとの違いは「対象年齢」と「ブロックが絵か文字か」。ScratchJrはScratchの前の一歩
- 4歳でも、背景・キャラクターの配置・サイズ変更は自分でできた。まずは並べて飾るだけでも十分
- ブロックで動かす本格的な遊びはこれから。今は「動くおもちゃ」として楽しむ段階で、焦らなくてよい
- 「まちがえても戻せる(やり直し)」を覚えたことで、安心して試すようになった
- 大事なのは、その子に合った入り口を選び、安心してさわれる環境を用意すること
子どもの「やってみたい」は、プログラミングへの一番の入り口です。Scratchがまだむずかしくても、ScratchJrなら4歳でも楽しめました。お子さんの「やりたい」が芽生えたとき、この記事を思い出してもらえたらうれしいです。
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