「学習サイトが、開かない……」

学校のタブレットPC(いわゆるGIGA端末)を持ち帰った、わが家の6歳。インターネット経由で学習サイトに入ろうとしたのですが、ネットワークにつながらず、開けませんでした。

話を聞くと、子どもは「Wi-Fiは、自動でつながるもの」だと思っていたようです。でも実際は、自分でWi-Fiを選んで、パスワードを入れる必要があります。

この記事では、Wi-Fiのつなぎ方を子どもにどう教えるか、そして知らないWi-Fiには気軽につながないという安全の約束まで、わが家の体験をもとにやさしく説明します。

※「Wi-Fi」「パスワード」などの言葉は、記事の中でやさしく説明します。学校端末の持ち帰りが増える今、知っておくと安心です。


きっかけ:学校タブレットで学習サイトが開けない

持ち帰ったタブレットで、子どもは学習サイトを開こうとしました。でも、インターネットにつながっていないので、ページが出てきません。

子どもにとっては「こわれた?」という感覚です。でも、こわれてはいません。インターネットにつなぐための「Wi-Fi」に、まだ接続していなかっただけでした。

💡 Wi-Fi(ワイファイ)とは?

ケーブルを使わずに、電波でインターネットにつなぐ方法です。家の中では、電波を飛ばす機械(ルーター)から、Wi-Fiでインターネットにつながります。くわしくは別記事で解説しています。

このサイトでは、Wi-Fiを「家から外に出るための玄関」、インターネットを「世界中につながる大きな道」にたとえてきました。つながる道すじを並べると、こんな順番です。

つながる道すじ
📱 タブレット → 🚪 Wi-Fi(家から出る玄関) → 📡 ルーター → 🛣️ インターネット(外の大きな道) → 📚 学習サイト

「玄関(Wi-Fi)」を通らないと、外の道(インターネット)に出られません。だから、まずは玄関をひらく=Wi-Fiにつなぐ必要があるのです。


初めての場所では、自分でWi-Fiを選ぶ

子どもは「電源を入れれば、勝手につながる」と思っていました。でも、初めての場所(今回は自宅)では、自分でつなぐ操作が必要です。手順はこうです。

  1. 設定からWi-Fiの一覧を開く
  2. 自分の家のWi-Fi(名前=ネットワーク名)を選ぶ
  3. そのパスワードを入力する
  4. つながると、学習サイトも開けるようになる

わが家では、こんなふうに一緒にやってみました。

「まず『設定』を押してみよう」

「ここに、家のWi-Fiの名前があるよ。これを選ぶよ」

「それから、パスワードを入れる——ほら、つながった!」

ポイントは、「どのWi-Fiにつなぐか、自分で選ぶ」ことと、「パスワードを入れる」こと。この2つがあって、はじめてつながります。

そして大事なのが、「自分で選ぶ」のは最初の1回だけということ。一度つなげば、次からはその場所では自動でつながることが多いです。「Wi-Fiは自動」なのではなく、「最初だけ自分で、あとは自動」——ここが、子どもには新しい発見でした。


なぜパスワードが必要なの?──Wi-Fiは「鍵つきの入口」

「なんで、パスワードがいるの?」——子どもはそう思うかもしれません。

Wi-Fiのパスワードは、その家のインターネットを使うための「鍵」です。だれでも勝手に使えてしまうと困るので、鍵をかけてあります。

  • Wi-Fiの名前(ネットワーク名)=どの入口か(みんなに見える)
  • パスワード=その入口を開ける(自分の家の人だけが知っている)

「家の鍵を知らない人に渡さないよね? Wi-Fiのパスワードも同じだよ」と話すと、子どもにも伝わりやすいです。だから、Wi-Fiのパスワードも、人には教えません


大事な約束:知らないWi-Fiには、気軽につながない

Wi-Fiの一覧を見ると、自分の家以外の名前(お店や、よその家のWi-Fi)が出てくることもあります。ここで、ひとつ大事な約束です。

知らないWi-Fiには、気軽につながない。

  • 名前が分からないWi-Fi、だれのものか分からないWi-Fiにはつながない
  • どうしても外でつなぎたいときは、必ず保護者に聞いてから

町なかには「だれでも使えます」というWi-Fiもありますが、安全とは限りません。知らない人が作ったWi-Fiだと、通信の中身をのぞき見されたり、よく似た名前の“にせもの”につながってしまったりすることがあるからです。低学年のうちは、理由まで覚えなくても、「知らないWi-Fiは、つなぐ前に大人に聞く」を約束にしておけば十分です。

💡 これも約束にしたいこと

・Wi-Fiのパスワードは人に教えない

・パスワードは保護者が管理する

・知らないWi-Fiにはつながない(つなぐ前に大人に聞く)


学校端末を持ち帰る時代に、親ができること

いまは、学校のタブレットを家に持ち帰ることが増えました。家で学習サイトを使うには、家のWi-Fiにつなぐ場面が出てきます。

💡 学校によって運用がちがいます

学校で接続の設定が済んでいる/家庭で設定が必要/家庭のWi-Fi利用にルールがある、など端末の運用は学校ごとにさまざまです。まずは、学校から配られた案内(持ち帰りのしおり等)を確認しましょう。

そのうえで、最初は、親が一緒に手順を見せてあげるのがおすすめです。

  • 自宅Wi-Fiの名前とパスワードの場所を、親子で確認しておく(パスワードの管理は保護者が)
  • 「Wi-Fiを選ぶ → パスワードを入れる」を、一度いっしょにやってみる
  • 「知らないWi-Fiにはつながない」を、言葉にして約束する

「つなぎ方」を知ることは、これからの学びの土台です。あわてず、一緒に一歩ずつ確認していけば大丈夫です。


まとめ

  • 学校タブレットで学習サイトが開けないのは、こわれたのではなく、Wi-Fiにつながっていないだけのことが多い
  • Wi-Fiは「自動」ではなく、つなぎたいWi-Fiを選んで、パスワードを入れる
  • パスワードは、その家のインターネットを使う「」。人には教えない・保護者が管理する
  • 知らないWi-Fiには気軽につながない(つなぐ前に大人に聞く)を約束に
  • 最初は親が一緒に手順を見せ、「選ぶ・パスワード・安全の約束」を親子で確認しておくと安心

子どもの「つながらない!」は、インターネットとの付き合い方を学ぶ、よいきっかけです。「Wi-Fiを選んで、鍵(パスワード)を入れる」——このひとつを知っておくだけで、学校端末の持ち帰りも、あわてずに使えます。安全の約束もあわせて、親子で話しておきましょう。

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