「Scratchってどこから始めればいいの?」

プログラムを組む前に、まず「自分の画面を作る」ところから始めてみましょう。背景を選んで、好きなキャラクターを置くだけで、もう「自分の作品」が生まれます。

この記事では、Scratchの基本画面の見方・背景の選び方・キャラクターの配置とサイズ変更を、6歳の子どもと実際にやってみた体験をもとに紹介します。


Scratchの画面、どこを見ればいい?

Scratch(scratch.mit.edu)を開いて「作る」をクリックすると、エディタ画面が表示されます。最初は情報量が多くて戸惑うかもしれませんが、まず見るべき場所は3つだけです。

① ステージ(右上の大きな白い画面)

完成した画面がここに表示されます。背景やキャラクターを追加すると、ここにリアルタイムで反映されます。

② スプライトリスト(右下のエリア)

登場させるキャラクター(Scratchでは「スプライト」と呼びます)の一覧です。最初はネコが1匹だけいます。

③ ブロックパレット(左側)

キャラクターに「やってほしいこと」を選ぶ場所です。「10歩動く」「こんにちはと言う」などの命令が並んでいて、それらを組み合わせることでキャラクターが動きます。

最初はステージとスプライトリストだけに集中すればOKです。


背景を選んでみよう

手順

ステージの右下に、小さな「背景を選ぶ」ボタンがあります。山の絵のようなアイコンです。

  1. 「背景を選ぶ」ボタンをクリック
  2. 背景の一覧が表示されるので、好きなものをクリック
  3. ステージに選んだ背景が表示されたら完成

背景は宇宙・海・森・街・室内など、たくさんの種類が用意されています。子どもが選ぶと「これがいい!」と迷わず決めてくれることも多く、そこはお任せで大丈夫です。

実際にやってみると

6歳の子どもと一緒にやってみると、背景の選択はスムーズでした。一覧から気になる背景をクリックするだけなので、操作がシンプルで迷いにくいようです。

「どれにする?」と聞くと「これ!」とすぐに決めてくれて、ステージに背景が広がった瞬間に「わあ!」と声が出ていました。背景を変えるだけでも、画面が一気に「自分のもの」になる感覚があるようです。


キャラクター(スプライト)を選んで置いてみよう

手順

スプライトリストの右下に「スプライトを選ぶ」ボタン(ネコのアイコン)があります。

  1. 「スプライトを選ぶ」ボタンをクリック
  2. キャラクターの一覧が表示されるので、好きなものをクリック
  3. スプライトリストにキャラクターが追加され、ステージにも表示される

キャラクターはネコ・人・動物・乗り物・食べ物など、非常に種類が豊富です。検索ボックスで名前を入れて探すこともできます。

ステージ上でキャラクターを動かす

追加したキャラクターは、ステージ上でドラッグして好きな場所に移動できます。

  1. ステージ上のキャラクターをクリックしてつかむ
  2. 好きな場所にドラッグして離す

これだけで、背景の上に好きな場所にキャラクターを置けます。

実際にやってみると

背景に比べると、ここで少し苦戦する場面がありました。クリックしてからドラッグするという操作が、まだ難しい年齢です。

クリックを「押したまま動かす」感覚がつかめず、クリックして離してしまう→キャラクターが動かない、という繰り返しが起きました。

対処法としては、親が子どもの手に手を重ねて一緒にマウスを操作するのが一番うまくいきました。「ぎゅっとしたまま動かすよ」と言葉で伝えながら、数回一緒にやると感覚がつかめてきます。


キャラクターのサイズを変えてみよう

手順

スプライトリストでキャラクターを選択すると、右側に「サイズ」という数字が表示されます。初期値は100(100%)です。

  1. スプライトリストで、サイズを変えたいキャラクターをクリックして選択
  2. 「サイズ」の数字をクリックして、数字を変える(例:50にすると半分の大きさ、200にすると2倍)
  3. ステージ上のキャラクターのサイズが変わる

大きくしたり小さくしたりして、バランスを見ながら調整できます。

実際にやってみると

サイズ変更は子どもが気に入った機能のひとつで、「もっと大きく!」「もっと小さく!」と何度も試していました。数字を大きくすると画面からはみ出るほど大きくなることもあり、それがまたおもしろかったようです。

ただ、ここで一つありがちな失敗がありました。詳しくは次のセクションで紹介します。


苦戦したこととその対処法

実際に子どもと一緒にやってみて、特に苦戦した場面を3つ紹介します。同じところで詰まったときの参考にしてください。

① クリックを押し続けてしまう

マウスのクリックは「軽く1回押して離す」が基本ですが、子どもはつい「ぎゅーっと押し続けて」しまうことがあります。すると意図しない操作になったり、ドラッグが始まってしまったりします。

対処法:「ポンってするだけだよ」と伝えて、親指でトントンと軽く叩く感覚を教えてあげましょう。最初は一緒に手を添えながらやるのが確実です。

② マウスを目的の場所に動かすのが難しい

6歳だとまだマウスの動きを細かくコントロールするのが難しく、ボタンを目指して動かしているつもりが別の場所に行ってしまうことがあります。

対処法:焦らず、「ゆっくりでいいよ」と声をかけながら進めましょう。タブレットとタッチペンの方が操作しやすい場合もあります。マウス操作自体の練習だと思って、じっくり取り組むのがおすすめです。

③ 別のキャラクターのサイズが変わってしまう

「このキャラクターを大きくしたい」と思っているのに、別のキャラクターのサイズが変わってしまうことがあります。これはスプライトリストで別のキャラクターが選択されたままになっているのが原因です。

対処法:サイズを変える前に、スプライトリストで「変えたいキャラクターが青く選択されているか」を確認するようにしましょう。選択されているキャラクターはリストの枠が青くなります。「これが光ってるやつを変えるよ」と視覚的に教えるとわかりやすいです。


まとめ

  • Scratchの画面はまず「ステージ」と「スプライトリスト」の2か所だけ見ればOK
  • 背景は右下の山アイコンから選べる。種類が豊富で、子どもが自分で選びやすい
  • キャラクター(スプライト)はネコアイコンから追加。ステージ上でドラッグして配置できる
  • サイズ変更は「どのキャラが選ばれているか」を先に確認する。マウス操作は焦らず一緒に手を添えながら進めるのが◎
  • プログラムを組む前に「自分の画面を作る」体験だけでも、十分楽しめる第一歩になる

次の記事では、気に入った作品をまねして、初めてコードのブロックを並べてみた体験を紹介します。

次の記事Scratch作品のまねして作り方:初めてコードを書いた日の記録

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