「Scratchって、やらせる意味あるのかな?」

「良さそうだけど、悪い面もあるんじゃない?」

子どもにScratch(スクラッチ=ブロックを組み合わせてゲームやアニメを作る、子ども向けのプログラミング)をやらせるか迷うとき、メリットだけでなく「デメリットも知ってから決めたい」と思いますよね。

この記事では、6歳の子どもと実際にScratchを使ってきた親の目線で、

  • Scratchのメリット(身につく力など)
  • 正直に感じたデメリット・注意点
  • デメリットへの対処のしかた
  • どんな子に向くのか

を、良い面も気になる面も、正直にお伝えします。

※これは「わが家の実感」です。子どもによって合う・合わないはあります。ひとつの参考として読んでください。


結論:メリットは大きい。デメリットは工夫で対処できる

先に結論をお伝えします。わが家の実感では、Scratchのメリットは大きく、デメリットは工夫で対処できるものがほとんどでした。

  • メリット:「作りたい」を形にする力・考える力・達成感など
  • デメリット:画面時間・最初は親のサポートが要る、など(=対処できる)

「完璧に良い」わけではありませんが、注意点を知って使えば、子どもにとって豊かな遊びであり学びになると感じています。


Scratchのメリット5つ|身につく力

実際に使ってきて「これは良い」と感じたメリットを、5つに絞ってお伝えします。

① 「作りたい」を自分の手で形にできる

いちばんのメリットは、頭の中の「こういうゲームを作りたい」を、自分で形にできることです。わが家の子は「うんち避け+アイス拾い」という自分で考えたゲームを作り、完成したときの達成感は格別でした。

② 「考える力」=原因と結果を組み立てる力が育つ

Scratchは、「ジャンプしたら音を鳴らす」「敵に当たったらゲームオーバー」のように、〈原因→結果〉を自分で組み立てる遊びです。順番に考える・条件で分ける・くり返す、といった考え方に自然に触れられます。

わが家でも、最初は「なんで動かないの?」と言っていた子が、しばらくすると「当たったときのブロックが足りない!」と、自分で原因に気づけるようになりました。〈こうしたら、こうなる〉が、少しずつ体でわかってきたようです。

③ 自分で「おかしい」に気づき、直す

思ったとおりに動かないとき、子どもが自分で「あれ?」と気づいて直す——これは問題を見つけて解決する力(デバッグ)そのものです。うまくいかない経験も、学びになります。

④ 集中する・粘り強くなる

「もう少しで動く」というとき、子どもはとても集中します。うまくいくまで試し続ける粘り強さが育つのを感じました。

⑤ 親子の時間・共通の話題になる

いっしょに作っていると、自然と会話が生まれます。親子の共通の話題・いっしょに楽しむ時間になるのも、大きなメリットでした。

💡 Scratchで身につく力(まとめ)

・順番に考える力 ・試して直す力(デバッグ) ・最後までやり抜く力 ・表現する力 ・創造力(=「作りたい」を形にする力)


Scratchのデメリット・注意点

良い面ばかりではありません。正直に感じた、気になる点もお伝えします。

  • ① 画面時間が増える:夢中になるぶん、パソコン・タブレットを見る時間が長くなりがちです(多くの親がいちばん気にする点)
  • ② 最初は一人だと難しい:低年齢(6歳など)だと、ブロックの文字が読めなかったりして、親のサポートが要る場面が多いです
  • ③ 交流面への配慮が要る:作品の公開やコメントなど、世界とつながる部分は、親が知っておく必要があります(くわしくは【Scratchは危険?安全に使うために親が知ること】)
  • ④ 「作る」より「遊ぶ」に流れることも:他の人のゲームで遊んでばかり、になることもあります
  • ⑤ 切り上げにくい:楽しくて、「もっとやりたい」と、なかなかやめられないことがあります

どれも「Scratchが悪い」というより、使い方で気をつけたいことです。次の章で、対処のしかたをお伝えします。


デメリットへの対処のしかた

先ほどのデメリットは、ちょっとした工夫で、ほとんど対処できます。

  • 時間を決める:「今日は◯分」「◯時まで」と、始める前に約束する(画面時間・切り上げにくさの対処)
  • 最初は一緒にやる:低年齢のうちは親が隣でサポート。少しずつ一人でできることを増やす
  • 個人情報・公開のルールを決める:名前や写真は載せない、公開は一緒に確認してから(交流面の対処)
  • 「作る」きっかけを渡す:「こんなの作れる?」と声をかけると、遊ぶだけから作る側へ戻りやすい

「禁止する」のではなく、「ルールを決めて、いっしょに使う」。これで、デメリットの多くは気にならなくなりました。


どんな子に向いている?(向いていない子も正直に)

Scratchは多くの子に向きますが、とくに次のようなタイプは、より楽しめると感じます。

向いている子

  • ゲームやアニメが好き(「自分でも作りたい」につながる)
  • 手を動かして試すのが好き(試行錯誤を楽しめる)
  • 「なんで?」「どうやって?」とよく聞く(しくみへの興味)

今は無理に始めなくてよい子

  • 体を動かす遊びのほうが好きなら、今はそちらを優先で大丈夫
  • 文字を読むのがまだ難しいなら、字が読めなくてもできるScratchJrからがおすすめ

「やってみたい」が芽生えたときが、始めどきです(くわしくは【Scratchは何歳から?4歳と6歳で試した親の体験談】)。合わなければ、少し時期をずらせばいいだけです。


Scratchはこんな家庭におすすめ|教室と迷ったら

「メリット・デメリット」を調べる方の多くは、心のどこかで「プログラミング教室に通わせる価値はある?」とも考えていると思います。まずは無料のScratchから、という視点で整理します。

Scratchが向いている家庭

教室も選択肢になる場合

  • すぐに本格的・体系的に学ばせたい
  • 家では続かない・親が教える時間を取りにくい

わが家は、まず無料のScratchを親子で始めました。合いそうなら、あとから教室を考えても遅くありません。いきなり教室より、まずScratchでハマるか試すほうが、費用も気持ちもラクだと感じています。


親として感じたこと

正直に言うと、始める前は「ゲームばかりになるのでは」と、少し心配していました。でも実際は、「遊ぶ」だけでなく「作る」楽しさを知り、うまくいかなくても粘る姿を見て、やらせてよかったと感じています。

  • できたときの、うれしそうな顔
  • 「次はこうしたい」と、自分からアイデアを出す姿
  • うまくいかないとき、あきらめずに試す粘り

もちろん、画面時間など気をつける点はあります。でも、それは親がルールを決めて、いっしょに向き合えば対処できること。メリットのほうが、ずっと大きいというのが、わが家の実感です。


まとめ

  • Scratchは、メリットが大きく、デメリットは工夫で対処できる
  • メリット:作りたいを形にする・考える力・自分で直す・集中する・親子の時間
  • デメリット:画面時間・最初は親のサポートが要る・切り上げにくい・交流面への配慮
  • 対処:時間を決める・一緒にやる・ルールを決めるでほとんど気にならなくなる
  • ゲームやアニメが好きな子・試すのが好きな子は、とくに楽しめる
  • 迷ったら、まず無料のScratchを親子で試す(教室はその後でも遅くない)

「メリットもデメリットもある」——それは、どんな遊びや習い事でも同じです。大事なのは、注意点を知ったうえで、いっしょに楽しむこと。そうすれば、Scratchは子どもにとって、とても豊かな学びの場になります。

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