「ScratchとScratchJr、名前は似ているけど何がちがうの?」

「うちの子には、どっちがいいの?」

子どもにプログラミングをさせたいと思って調べると、Scratch(スクラッチ)とScratchJr(スクラッチジュニア)の2つが出てきて、迷う方は多いと思います。

わが家には6歳(小1)と4歳(年少)がいて、上の子はScratch、下の子はScratchJrを使っています。両方を使ってきた経験から、

  • 2つの違い(比較表つき)
  • それぞれの特徴
  • わが家の使い分け
  • どちらから始めるとよいか

を、親目線でわかりやすくお伝えします。


結論:年齢と「字が読めるか」で選ぶ

先に結論をお伝えします。選ぶ目安は、年齢と、字が読めるかです。

  • 未就学(4〜5歳)・字がまだ読めないScratchJr(絵のブロックだけで、字が読めなくてもできる)
  • 小学生(6〜7歳〜)・少し字が読めるScratch(本格的にゲームやアニメを作れる)

かんたんに言うと、ScratchJrは「小さい子向けのやさしい版」、Scratchは「本格版」というイメージです。どちらも無料で使えます。


ひと目でわかる比較表

2つのちがいを、表にまとめました。

くらべる点ScratchJrScratch
対象年齢(目安)5〜7歳(未就学〜低学年)8〜16歳(小学生〜・6歳も親と可)
操作方法指でタップ(タブレット)マウス中心(パソコン)
ブロックの文字絵だけ(字が読めなくてOK)文字あり(少し読めると進めやすい)
おもな機器タブレットが中心パソコン・タブレット(ブラウザ)
できることかんたんな物語・ゲーム本格的なゲーム・アニメ
学べること順番・くり返し(土台)条件・変数・くり返しなど本格的
作品の保存端末の中端末+クラウド(アカウント)に保存
作品の公開・交流なし(端末の中で完結)あり(世界に公開・コメント等)
料金無料無料

ざっくり言うと、ScratchJrはやさしく安全に・Scratchは自由に本格的に、というちがいです。


ScratchJrの特徴|未就学(4〜5歳)向け

ScratchJrは、小さな子ども(5〜7歳向け)のために作られたアプリです。

  • 字が読めなくてもできる:ブロックが絵だけなので、ひらがなが読めなくても直感的に使えます
  • タブレットで指で操作:むずかしいマウス操作がいりません
  • 交流機能がない:作品は端末の中だけ。知らない人とやり取りする心配がなく、安全
  • できることはシンプル:キャラクターを動かす、かんたんな物語やゲームを作る

「プログラミングって楽しい」の最初の一歩にぴったりです。わが家の4歳(下の子)も、これで「自分でキャラクターを動かせた!」と喜んでいました。


ScratchJrでできないこと

ScratchJrは小さい子向けなので、Scratchよりできることは少なめです。たとえば、次のようなことはできません。

  • 変数(得点を数える など)
  • 本格的な当たり判定(複雑なぶつかり判定)
  • 拡張機能(ペンや、外部の機器との連携など)
  • 世界に作品を公開すること

そのぶん、小さな子でも迷わず遊べるようになっています。「もっと本格的なゲームを作りたい」という気持ちが出てきたら、それがScratchへステップアップするサインです。


Scratchの特徴|小学生(6〜7歳〜)向け

Scratchは、本格的にゲームやアニメを作れる、自由度の高いプログラミングです。

  • できることが多い:得点(変数)・当たり判定・音など、本格的なしくみを組める
  • パソコンでもタブレットでも:ブラウザで動くので、機器を選びません
  • 世界に公開・交流できる:作品を公開したり、他の人の作品で遊んだりできる(そのぶん、公開や交流には親の配慮も必要。→【Scratchは危険?安全に使うために親が知ること】)
  • 文字のブロック:少し字が読めると進めやすい(低年齢なら親のサポートを)

わが家の6歳(上の子)は、これで「うんち避け+アイス拾い」という自分で考えたゲームを作れるようになりました。


わが家の使い分け|4歳はJr・6歳はScratch

わが家では、2人の年齢に合わせて、自然と使い分けています。

  • 4歳(年少)=ScratchJr:字がまだ読めないので、絵だけで使えるScratchJr。交流機能もなく、安心して渡せる
  • 6歳(小1)=Scratch:少し字が読めて、「もっと本格的に作りたい」が出てきたので、Scratch本体へ

実は4歳の下の子にも、試しにScratch本体を見せたことがあります。でも「ブロックをつかむ」「文字を読む」がまだ難しく、すぐに興味が離れてしまいました。一方、ScratchJrなら指だけで操作できるので、自分から何度もキャラクターを動かして遊んでいます。同じ子でも、道具が年齢に合うかどうかで、こんなに変わるのだと実感しました。

同じ「プログラミング」でも、年齢に合ったものを選ぶと、子どもは無理なく楽しめます。下の子とScratchJrを始めた話は【Scratchはまだ早い?4歳とScratchJrを始めてみた】にくわしく書いています。


どちらから始める?(年齢別の目安)

迷ったら、年齢を目安にこう選べば大丈夫です。

  • 4歳ScratchJr(絵だけ・指で操作。無理なく始められる)
  • 5歳ScratchJrがおすすめ
  • 6歳ScratchでもOK(親のサポートがあると安心)
  • 7歳以上Scratch

ScratchJrで「自分で動かせた」という成功体験をためておくと、Scratch本体に移るときもスムーズです。ScratchJr → Scratchという順番は、小さい子には自然なステップアップになります。

ただし、これはあくまで目安。年齢よりも「自分で動かしてみたい」と思えるかのほうが大事だと感じています。「そもそも何歳から?」が気になる方は【Scratchは何歳から?4歳と6歳で試した親の体験談】もあわせてどうぞ。


まとめ

  • 選ぶ目安は年齢字が読めるか
  • ScratchJr=未就学(5〜7歳)向け・絵だけ・タブレット中心・交流なしで安全・シンプル
  • Scratch=小学生(8〜16歳・6歳も親と可)向け・本格的・公開や交流あり
  • どちらも無料
  • 小さい子はScratchJr → Scratchの順が自然。わが家は4歳=Jr/6歳=Scratch

名前は似ていても、ScratchとScratchJrは「年齢に合わせた別の入り口」です。わが家では「◯歳だから」だけでなく、「自分で動かしたい」と思えるかも目安にしています。お子さんの年齢と「字が読めるか」「やってみたい気持ち」を見ながら、合うほうから始めてみてください。合わなければ、もう一方に切り替えれば大丈夫です。

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